和モダンを貴重にした内装デザインに特化したJ motif|ホーム > 店舗
東京で和モダンインテリアを手がけるJ motif。
当社がディスプレイ制作を担当した飲食店様の事例をご紹介します。
和の伝統的スタイルを復刻させつつも、モダンなテイストとの調和をテーマにご提案させていただきました。
素材、空間、光。
そのすべてをバランス良く同居させたご提案です。
霞が関とサラリーマンの聖地、新橋オヤジ街のはざまに店は立地している。
オフィスビルが主で飲食店やネオンはあまりない地域。利用客はビジネス上の利用が中心である。
個室のみで28室200席。そんな地域に店は異彩を放っている。
店先に目立つような営業案内やメニューは掲げていない。
中は何も見えない。「なんや?!」「入りにくいな~!」「高そうだな」ビジネス利用のときは、店内がよく分からないほうが、接客する側、される側も色々とよさそうだ。
入口の蔵戸は明治時代のものでケヤキの一枚板である。
しかも入口は和装の女将がお出迎えしてくれる。
一枚板の戸が開くと京町屋を思わせる石畳の路地を通り個室に案内される。
吟味した和三土、枯山水、オリジナルに創作した土壁、手すき和紙
がそれとなく視覚、触角を刺激させていく。
なんとも言えない期待感で気分が高揚してくるのである。
- A.ファサード
- B.店内通路。右手前壁面の? 紋様は、オリジナルの手漉き和紙をガラスに貼っています。
- C.櫛引の土壁に、照明を当てて土壁ならではの独特のテクスチャーを引き出しています。土壁と手漉き和紙の内照壁、ワイポイントの苔と和紙パネルが効いています。
- D.個室のテーブル席。かりんの一枚板のテーブルです。アンティックのペンダント照明に竹炭と墨和紙のパネル。
- E.手漉き和紙のオリジナル照明、波形の土壁の堀こたつの個室。
- F.地下1階インフォメーションカウンター。罇い(左下)越しに個室をのぞむ。
- G.土壁の優しい表情を間接照明で引き出しています。
楮の繊維を漉いた和紙のシーリング照明で柔らかい空間を創っている。 - H.雲竜柳。フェイクフラワーによるワンポイントディスプレイ。
- 5.土壁/櫛引
赤い実パネル+手漉き和紙パネル
アンティックペンダント
かりんの一枚板のテーブル - 6.壁/手漉き和紙
竹炭+手漉きパネル手漉き和紙パネル手漉き和紙パネルー墨 - 7.土壁/櫛引
苔パネル+手漉き和紙パネル - 8.土壁/かき落し
土/月レリーフ600φ 変木
- 9.土壁/かき落し
手漉き和紙
土パネル/小石埋め込み
ケヤキの一枚板のテーブル - 10.土壁/かき落し
手漉き和紙
土パネル/小石埋め込み
ケヤキの一枚板のテーブル - 11.土壁/かき落し
手漉き和紙
土パネル/地層 - 12.土壁/クレーター
「塁」は「とりで」の意味を持つ言葉。
戦国の時代、サムライたちは城を囲む周辺に前線基地として土を盛り、石を積み上げて「塁」を築きました。
今、ジャパンビジネスの最前線東京大手町の構想ビルの地下にサムライジャパンたちの「塁」を新たにまた、土を盛り、石を積み上げました。店内は「海」ゾーンのカウンター席、テーブル席と「山」ゾーンの宴会席の構成になります。
- A. 木曽石を積み上げたファサードアプローチ。ビジネスビルからタイムトリップ。
- B. 「海」ゾーンのテーブル席。土を盛り上げて空間に波動を付けました。
- C. 「山」ゾーンの宴会席。かき落としの土壁に、照明を当てて土壁ならではの独特のテクスチャーを引き出しています。墨絵が描かれたふすまを取り外すと、50名の集客が出来ます。
- D. 特別室のテーブル席。漉き込みに変化を付けた2種類のロクタ和紙。照明で素朴な色合いと表面の凸凹のある質感を際立たせます。小枝のディスプレイでより一層の落ち着き感を醸し出しています。
店内には何十本もの迫力のある柱や梁の古材が現れる。やはり経年変化によって生まれる味わいや重みは伝わってくるものがある。柱や梁だけでなく様々なところに、木材のもつ素晴らしい表情をみることができる。4mを超えるケヤキの無垢の天板や床の間に並べられたプラックウォールナット材、アンティークフローリングやディスブレイ・・など。
また、ディスプレイには普段捨てられてしまうような廃材を再利用したディスプレイもあり、木材をあますことなく使った空間というのもひとつのコンセプトである。