和モダンを貴重にした内装デザインに特化したJ motif|ホーム > 和紙
古くから、私たち日本人の生活と密接な関係を築いてきた「和紙」。
住まう空間には、障子、襖、屏風として――
暮らしには、提灯、雨傘、そして着物や食器、寝具として――
私たちの日常をそばで支え続けてきた、伝統と情緒あふれる素材です。
和紙を構成する繊維はとても長く
長期使用・保存に適した、とても丈夫な素材として知られています。
それでありながら、手にすっとなじむその優しい感触が、
のちにどれほど機能性に優れた紙が登場しても、
私たちが和紙を手放さなかった大きな理由。
柔らかく温かな質感が、日本人の繊細な感覚に安心をもたらします。
和紙の特徴は「均一ではない」こと。
天然の食物繊維を「砕く」のではなく「すく」ことで、
草木が持っていた独特の風合いが残る、
一枚一枚に異なる表情を持つ和紙に仕上がります。
特に手すきの場合、厚さは一定せず、毛羽立ちも多くなります。
しかしこの風合いが、和紙の本当の魅力。
筆を執れば、にじみが生まれ、かすれが生まれ、
灯りを添えれば、ほのかで穏やかな光を透します。
和紙だからこそ生まれる世界――
私たち日本人が育んできた、
そしてこれからも守り続けるべきものの一つです。
永井 聡 Nagai Satoshi(プロフィールはこちらをクリックしてください。)
- 1955年
- 山梨県生まれ
- 1981-84年
- patos展(銀座)
- 1981-84年
- 国展
- 1983年
- 金箔砂子細工師 二戸 亨 氏に師事 第3回日本画郎協会賞・佳作賞(セントラル美術館) 日伯現代美術展・日伯賞(セントラル美術館)
- 1986年
- 個展(東野画廊・東京)
- 1987年
- 日伯現代美術展受賞者展(セントラル美術館)
- 1990年
- 現代美術今立紙展佳作賞
- 1991年
- アクリラート展(目黒美術館)
- 1994年
- 個展(西武池袋スタジオ5)
- 1996年
- 個展(アメリカンクラブ玄関ギャラリー)
- 1999年
- 日光田母沢御用邸 襖
- 2003年
- 東京モーターショー NISSAN江戸 400年記念
- 2004年
- 明治記念館 障壁画
- 2007年
- NHK美の壺にて砂子師として出演
他、個展多数